幸せなセミリタイア目指すブログ

2021年にセミリタイアしました。セミリタイア後の生活を不定期でのんびり書いていきます。

かぼすジャム 作ってみた

ひばかりです。



大分県の名産の1つには『かぼす』がある。

今の時期、食品を扱っているお店ならば大体どこにでも置いてあり、
値段も安いため口にしている大分県民は多いのではないだろうか。

もちろん私もその1人だ。


だが最近1つ想定外の問題が発生した。

名付けよう。



『かぼす余り問題』



いやあ確かに優秀な食材ではあるんだが
基本的にそのまま単体で食べる食材ではない。

私の場合焼き魚や揚げ物にかけたりジュースにしたりしているわけだが
なかなか減らない。

なんせ100円かそこらで10個も20個もかぼすが入ったネットが売られているのである。

この前なんか30円で売られていたのを見た。
もはや投げ売りである。

とにかくそんな量を1人暮らしの人が消費しきるのは難しい。


というわけで今回は余ったかぼすを多少保存のきくジャムにしようと考えたのである。


早速作っていく。


レシピを書いていくが半分自分が忘れないようにするためなので
分かりにくいかもしれない。


とりあえず用意するもの

・かぼす
・砂糖
・消毒した空き瓶
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今回は中サイズのかぼすを6個
1つ大体100gだったので合計600g
その50%以上の砂糖を用意するので砂糖は300g用意した。

砂糖の量はジャムの保存性にかかる超重要な要素なので
甘さ控えめで。。とは言わず必ず果実の50%以上の量は使うこと。


まず、かぼすを半分に切りスプーンか何かで中身をくり抜き外皮だけにする。
くり抜いた中身の中から種と内皮のグループ、果肉と果汁のグループに分ける。
種と内皮のグループを鍋に入れて水も入れ弱火にかける。

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この種と内皮自体は食べないのだがジャム作成に必要なペクチンを含んでいるので
これを抽出するのである。

弱火で15分ほど煮詰める。沸騰させた状態で煮詰めるとペクチンがより抽出されて良い。
水がなくなりそうになったら都度足す。

煮詰め終わったらザルか何かで漉してペクチンの水を回収する。
これでこの種と内皮は用済みだ。
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ペクチンを抽出してる間に外皮を千切り(3mmくらい)にしておく。
今度はその外皮を鍋に入れて水を入れて弱火にかける。

ここからはペクチンではなく外皮の苦みをとる作業。

沸騰して1~2分くらい煮てお湯だけを捨てる。
再度水を入れる→沸騰1~2分→お湯を捨てる
再度水→沸騰1~2→お湯捨てる
この作業を3回以上行う。

面倒くさいが苦いジャムを食べたくなかったら必ずやること。

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これが終わったら前準備は完了だ。

ここまでで材料は

・砂糖
ペクチンの水
・果汁、果肉
・外皮

になると思う。

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そしたらこれを全て鍋に入れて弱火で煮詰める。
ここもほつほつと沸騰させながら煮詰める。
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煮詰める。。。。
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とろみが出来てきたらこれで完成。

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完了かどうかわからない場合は
水を入れた適当な容器に煮込んだジャムを一滴垂らしてみて
水面近くで拡散したらまだ煮込む必要があり
塊となって底に落ちたらOKだ。


完成したジャムを瓶に詰める。



出来たジャムがこちら。

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なかなかいい感じである。
ちょうど475mlの瓶1本分のジャムが出来た。

鍋についたジャムを少し舐めてみたが
かぼすの味をしっかり残した
苦みの少ない甘いジャムだった。
普通に美味しい。


ジャムはパンに付けたり
紅茶やお湯で割っていただこう。


手間と時間はかかるが材料自体はシンプルなので
『かぼす余り問題』に直面した大分県民は参考にしていただければ幸いである。




以上